2018.12.20 屋久島にやって来ました。
引越しを決めてから今日まで時間の流れは頭の回転よりも速いスピードで過ぎていき、引っ越してきた実感のない1日でした。
島に着いた時はもう脱力感でいっぱい。
朝8時30に鹿児島を出発するフェリー屋久島2で4時間半、宮之浦港に少し遅れて到着。
12時50分発のバスにすぐ乗ってこれからお世話になる住まいへと直行することとなった。
気付けばお腹が減っていた。フェリーでパンを食べたけどたりなかったようだ。食べ物が手元になくスーパーに買いに行く元気もなかったので安房にあるスマイリーというカフェへ。
思い起こせば初めて屋久島に来たときのスタートは安房からだった。
初めて泊まったのは水明荘という宿で安房川沿いにある。空港からタクシーで安房へ向かい食事ができるお店を探したどり着いたのがここスマイリーだった。
水明荘はスタジオジブリの宮崎駿監督が滞在していた宿で知られているそうだ。自分の出身は東京の小金井市でスタジオジブリのあるところ。知らずに泊まった宿だったけれど少しご縁を感じた。
屋久島に住むことになった今、また安房からスタートしている。
(あの時はそんなことはすっかり忘れていていた。これを書きながら思い出したことだけれど同じ場所から始まっているのは実に面白い)
偶然とは想いを超えた何か、なのかもしれない。
スマイリーで連絡を取りたいと思っていた人、これからお世話になる人、この前会った人との再会。ここでいっぺんにやって来たのである。
翌日は目覚ましをかけて8時過ぎに起きた。けれど身体がだるくて頭もちょっと重い。
洗濯機を回しまた寝てしまった。お昼頃から動き始めた。
安房にあるwarung karangでお昼を食べカフェオレを飲むとお腹も落ち着き、役所で転入手続きを済ませた。
いよいよ屋久島の島民である。
warung karangのオーナーさんは初めて屋久島の来たときに安房川で一緒にSUPをしたご縁がってずっとお世話になっている。
以前は尾之間にお店があったのだけど昨年安房に移転してきた。とても美味しいランチプレートがいただける素敵なお店。
食事をした後に、部屋探しをしているのでご紹介いただいた方のところへご挨拶にも行った。きっと素敵な部屋が見つかるでしょう。住まいの運はとても良いので心配はない。
夜は便乗させていただき麦生にある六角堂へ。
屋久島の移動は基本車です。電車はありません。バスも1時間に1本程度で夕方には終わってしまうので車がないと移動がとても厳しいです。
1月に車の免許を取りに行くので今のところ移動は徒歩。もしくは誰かの車に乗せてもらうことになります。
ちなみにタクシーは呼ばないと来ません。そこらへんを流して走っているということもありません。移動にタクシーを使っているとえらい金額になってしまいます。
夜の六角堂に行く方とご一緒させてもらい念願の夜オープンに行くことができました。
日替わりのピリ辛エビカレーが入った焼きチーズカレーに珈琲、そしておやつも。
年明けから車の免許合宿など新しいことが続いていく。
その間の収入の確保をどうするか、まあどうにかなるか。などなど考えればきりがないし、のんびり質素に暮らすとはどういうことなのか?島での暮らしの中から見つけていくのかもしれない。
島の時間軸は関東圏と比べるとのんびりとしている。
六角堂の夜はその軸からさらに外れた緩やかな時間。その中で(まだ屋久島に来て2日しか経っていないけど)今までお金ありきの思考が強かったのかな、と感じる瞬間があった。
心の豊かさとは。豊かな生活とは。
知らなかった世界に一歩足を踏み入れたような気がした夜でした。
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