フリートーク

自分の作品が離れていく瞬間。自分を第三者の視点で見るとおもしろい

時間と共に人間は老いてゆく。成長してゆくのか、衰退していくのか。

捉え方は人それぞれだ。

変化していないと思っていても何かが常に変わっている。

むしろ変わらずにいることの方が困難。いや、変わらずにいることなんてできないはずだ。

 

 

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人間の細胞は常に生まれ変わっている。

死んで生まれてを繰り返しているのだから、同じ姿でありながらも本質は違っているんじゃなかろうか。

無意識のうちに再生を繰り返し変化して生きている。

呼吸をして、食事をして眠る。そうして細胞が生まれ変わってゆく。

そう考えると、老いとは再生のサイクルのスピードが落ちていくことなのだろうか。

常に変化していることに意識を向けると少し恐怖を感じた。

知らないうちに自分が自分でなくなっているかもしれないからだ。

 

 

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仕事の安定、収入の安定、老後の不安に備える準備。

変わらぬ日常、普通の暮らし、そのための楽して収入を増やす努力。

 

安定のために変化を恐れることがある。

しかし、本当は安定のために変化を求めているのかもしれない。

安定がつまらない。くそくらえとぶち壊す変化を求めることもある。

しかし、常に変化を求めていることで安定しているのかもしれない。

そんなことを考え始めたら、しばらく頭の中をぐるぐると回った。

きっとすぐ忘れてしまうだろう。ならば書き留めておこうと思い立ち、今書いているのである。

 

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なぜそんなことを考えたのかというと、写真である。

以前撮った写真を見ていてえらく驚いたのだ。確かに目の前にある写真は自身が撮影したものである。

だけど自分で撮ったとは思えなかった。

こんな写真を撮っていたのか!!

写真の見え方が全然違う。

色も視点も・・・何もかもがどうやって撮ったのか思い出せない。

シャッターを切った感触は残っているのに、思い返す自分の姿は今の自分とリンクしない別人なのである。

 

撮影した瞬間の自分はその瞬間にしかいない。

撮影した瞬間の景色はその瞬間にしかない。

 

シャッターを切ったあの時の自分はもう二度と現れないのだろう。

そのことをひしひしと感じてしまった。

 

 

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今を積み重ねるから過去があり、今を踏み出すことで未来ができる。

簡単なことだ。

何も考えなくても時は流れかわってゆく。流れを止めることはできない。

死んでも止めることはできないのである。

写真は変化を気付かせてくれるきっかけとなる。

文章も同じく。過去のブログを面白いと感じるの書いた本人なんじゃないかと思う。

過去の自分を第三者の視点で見る。実に面白いことだと思う。

 

仕事のラフ案をつくるために写真をチェックしていたのに、すっかり横道にそれてしまった。

後で書こうと思ったけれどどんどん忘れてしまっていくので今書くことにした。

仕事が進んでいないがときは進んでしまった。どひゃー

さっさと戻ります。

写真は長野県小海町にある白駒池にて。2016年8月27日撮影。カメラはFUJI X-E1

 

 

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